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ごくごく一部の方のご支持にお応えして再開です。アジアもの中心ですが、名前どおりごった煮だす。
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ラウル・ミドン@SHIBUYA-AX 11/26

久しぶりに洋楽のライブに行った。ラウル・ミドンはそんなに知ってるわけじゃなくて、ただ単にFMで聞いた「Pick Somebody up」がすごく好きだったので見てみたいなーと思っただけで、チケット衝動買い。
そういうわけでほとんど予備知識なし。一応最新アルバムは一通り聞いてみたけど、それもライブの1週間前ぐらいに慌ててDLしたって感じで。
で、会場に着いたらステージにはバンドセットがなくて、ソファと椅子、スタンドマイクのみっていうシンプルなセッティング。3日連続二日酔いだった私は正直、「こりゃ寝るな・・・」と思ったのであった。

そしていきなり1曲目が「Pick Somebody Up」。私はこれはちょっとショックだった。だって一番好きな曲(と思っていた)最初にやっちゃったら、あと楽しみないじゃん!

・・・だがしかし、そんな思いは見事に裏切られる。
この人は、すごい!!
ギター1本の弾き語りでボーカル・ギター・ベース・パーカッション・トランペットを一人でこなすんだけど、そういう技術的なこと以上に、とにかくもんのすごくソウルフル。本当に身体の中から湧き上がるものを全身全霊で音にしているって感じ。しかも全部一人で演奏するから、全ての音が一つの強烈なグルーヴを作ってストレートに伝わってくる。
すごいです。久しぶりに音楽で感動した。すっごいもん見た!っていう意味ではテレンス・トレント・ダービー以来だ。

ラウル・ミドン@EMI

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p1005004945.jpg不能説的秘密 (Secret/言えない秘密)」 [台湾]

監督:周杰倫(ジェイ・チョウ) 
主演:周杰倫、桂綸[金美] (グイ・ルンメイ)、黄秋生 (アンソニー・ウォン)

話題のジェイ初監督作品。普段はかなり辛口のアメリカ人アジア映画オタクが良かったと言ってたので期待してました。確かに悪くない。映画を学んだわけでもない人間が初めて撮った作品にしては上出来。構図とかカメラの動きとか、すごく"映画的であること"を理解している人なんだなぁと思う。「黒い家」の監督に見習ってほしいわ。

舞台は音楽科のある高校。一応台湾ってことになってるけど、建物とか制服とか全然台湾っぽくなくて、ヨーロッパ風である。個人的には台湾のミュージックビデオ界が得意としてる"台湾の日常風景を抒情的に映像化する"っていう方針でやってほしかったけど、これも周監督の美意識の現われなんでしょう。でもどうせなら"かつてヨーロッパの国の植民地だったアジアのどこかの国"とかって設定にちゃえば、ファンタジックな内容にも合ってたと思うんだけど。

ストーリーはこれまた台湾映画の得意技、初恋ものです。ただジェイが意外とアグレッシブにルンメイちゃんにちょっかいを出すので、初恋ものに必須の胸がキュンとなるようなシーンはあんまりナシ。もうちょっとジェイのキャラクターは晩熟でシャイでピアノでないと愛情表現できませーん、みたいな少年の方が後半の展開に切迫感が出たんじゃないかなぁ。彼女の方も謎めいてるだけでイマイチどういう性格なのかが描ききれてない感じで、人物造型にはちょっと課題ありかも。しかしジェイの演技は良いです。「頭文字D」でもそう言われてたけど、今回もものすごく自然。ただ、さすがに高校生にしては老けすぎでは?と思うし、なんか髪型のせいかカッコよくないんだけど。ジェイを知らない人が見たら「なんでこの子が主役?」と思われそうだ。

しかし、ふんだんに出てくるピアノを弾くシーンを見れば、知らない人が見ても納得かも。ホントに余裕綽々で弾いてるから、この人のピアノは筋金入りだなーと思う。なかでも南拳媽媽の宇豪との"闘琴"(ピアノ対決)は、ピアノもすごいし緊迫感もあるしでかなり印象的だ。この映画の勝因の一つは、ジェイが音楽科の学校とピアノっていう自分が知り尽くしているものを土俵にしていて、それでないと成り立たない物語を作ったっていうことだろう。後半の展開もなかなか見事だし、ファンじゃなくても見て損じゃないと思う。

p1005018859.jpgOK」 
張震嶽(チャン・チェンユエ) [台湾]

今週はまだまだがんばるよ!なんでこんなに立て続けにアップしているかというと、数ヶ月来積み上げ続けてほっぽってたCDの山がついに崩落寸前!もういい加減整理しなきゃってことで手をつけたら、良いアルバムなのに書いてないよ~っていうのがいっぱいあったってわけ。書いとかないと、自分でも忘れちゃうからね。

で、嶽ちゃんです。もうジャケットからして大人。内容も、一時期テクノに走ったのは何だったんだ?っていうぐらいアコースティックでぐっと落ち着いた雰囲気だ。曲もアレンジもいたってシンプル。でもこの人の最大の強みはあの妙に甲高い声で、あの声で歌うからこういうシンプルな曲も心にしみる。かつて「愛我別走」を香港の歌手がこぞってコンサートでカバーしてたけど、この曲も他の人が歌っちゃうと全然どうってことないただのフォークバラードになっちゃう。本人はあんまりおセンチなバラードって好きじゃなかったみたい(インタビューで「バラードは売れるために書いてる」って言ってた&かなり前のライブで「愛我別走?オエ~」と辟易した様子だった)で、それで一時期悪ガキ系に走ってたのかと思うんだけど、このアルバムではある種脱皮したというか自分の音楽はこれでいいんだっていう確信みたいなのが感じられる。ブルージーで大人なヒップホップ「OK」と別れを一歩引いて受け止めようとする「就譲這首歌」が私は一番好き。「就譲・・・」はMC HotdogとPatty HouってFeaturingにクレジットされてるんだけど、パティ・ホウってジェイの元カノ?とても滑舌のいいラップなので、一緒に歌ったら北京語の練習になりそうだ。「男児本色」のエンディングテーマも入ってます。

p1004774990.jpgVIVA SOUL 2 : Refresh」 Viva Soul [韓国]

ブルドッグマンションに並んでお気に入りの韓国バンド・Viva Soul。なのに!あろうことかCDの山に埋もれて数ヶ月買ったことも忘れていた。なんちゅーこった。しかもなんか、直筆サイン入りだったよ~(普通にオーダーしただけなのに)。もっとありがたがれ自分。
そんでもって、早く聴かなかったことが悔やまれるほど、これがまた良いアルバムなんだなぁ。明るくて温かくておしゃれ、軽快だけど軽薄じゃない。Wantedのハ・ドンギュンとかClazziquaiのAlexとか、さらにはフィソンまで参加しててなかなか豪華だし。いかにーもViva Soulな「Soul Music」なんかも良いんだけど、ちょっと前作にはなかったアシッド風の「Illusion」とか、ファンクっぽい「Break Down」なんかもワタシにはかなりど真ん中ストライク。こういう、聴いてハッピーになる音楽っていいな~。
p1004711111.jpgPassion」 
黄大[火韋](デビッド・ホアン) [台湾]

とにかく一言、渋い。大人のロック。なんとはなしにボズ・スキャッグスとか思い出す。
数年前に、香港で当時まだそんなにビッグじゃなかった陶[吉吉](デビッド・タオ)なんかとジョイントコンサートやってて(今思えばすごい面子だった)、その時はもうちょっとやんちゃでギター小僧!って感じだったけど、ものすごく落ち着いたというか枯れたというか。
でもこの人の声大好き。こういう大人っぽい音楽も中華圏には少ないので、なかなか希少価値だ。

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東アジア居住歴約10年。仕事ができるぐらい話せる言語は4つ。もともと洋楽・洋画・英語派でアメリカに留学しようとしてたはずなんだけど、なぜかこんなことに!?
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