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ごくごく一部の方のご支持にお応えして再開です。アジアもの中心ですが、名前どおりごった煮だす。
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p1004898105.jpg[糸邦]架 (Kidnap)」 [香港]

監督:羅志良(ロー・チーリョン)
出演:林嘉欣(カリーナ・ラム)、劉若英(レネ・リウ)、張兆輝(チョン・シウファイ)、張智霖(チョン・チーラム)

帰りの飛行機の中で。ホントは行きの飛行機で「ファンタスティック4」を半分近く見てたんで、残りを見ようと思ったのにやってなかった。で、割と仕方なく?この映画を見ることに。

とりあえず映画は二大演技派女優のガチンコ対決っていう様相。基本的に林嘉欣も劉若英も割と好きな女優なんだけど、なんかこの2人似てない?なんとなく顔のつくりとか割かしどこにでもいそうな感じとか、優等生っぽいとことか。どっちか違うタイプの女優がやってた方がコントラストついて良かったような気がするけど、今の香港・台湾にこのヘンの中堅で主役はれる女優ってあんまりいないもんなぁ。TWINSじゃちょっと若すぎるし。

脇でなかなか素敵なのが張兆輝。この人の刑事役ってもう本人もよく飽きないなってぐらい良く見るけど、今回は劉若英をボスと仰ぐ叩き上げ。短髪も渋いが、我が子の危機に刑事としての道を踏み外しそうになる劉若英を支える姿がカッコいい。ただうろたえて大声あげるチーラムとは大違い。とはいえチーラムも土壇場ではなかなかいいこと言ってたりするのだが。

映画中盤までは、警察を振り回す林嘉欣の策略と行動が小気味よく、対する劉若英も毅然とした女警部ぶりで話はテンポ良く進むのだが、実は誘拐されたのが劉若英の息子だとわかってから段々話は重苦しいものになっていく。被害者も加害者も追い詰められ、もう後戻りできない袋小路へと自らはまり込んで…って最後どうなることかと思ったけど救いがあって良かった。ただ、林嘉欣が迎える結末はちょっと安直な気がしたけれど。



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p1005037531.jpg色.戒 (ラスト、コーション)」 [中・米]
監督: 李安(アン・リー)
出演:梁朝偉(トニー・レオン)、湯唯(タン・ウェイ)、王力宏(ワン・リーホン)

今回の出張中、タイミング良いことにちょうどこの映画が香港で公開に。世界に先駆けてのロードショーだそうで、海賊版を警戒して映画館のチェックの厳しいこと。入り口でカメラチェックがあり、携帯電話もそこで電源を切らされる。上映中も係員がウロウロ。映画の最中に携帯が鳴らないのは良いことだけど、さすがに気が散りますわ。この作品、李安が久しぶりに中国語圏で撮った映画だけど、それよりも何よりも、ほぼ満員だった観客の多くは超過激といわれるベッドシーンが目当てだったのでは?なんかヘンなところで大笑いするグループがいたりして、ベネチア映画祭金獅子賞受賞作を観に来たっていう感じじゃなかったなぁ。

とりあえず、2時間半ぐらいあるのかな?相当長い映画だけど、全然退屈はしない。話自体がスリリングだし1940年代の上海と香港の風景やファッション、インテリアなんかも魅力的だ。そんでもって、話題のベッドシーンは確かに相当すごい。ベネチアが騒然となったっていうのもわかる。湯唯も根性座ってると思うけど、梁朝偉すごいよなぁ。何もここまでしなくても、とっくに大スターなのに。ただ、描写が余りにあからさまで写実的なので逆にあんまりエロティックな感じはしなかった。ベネチアで意見が分かれたって言うように、確かにこの映画にこれが必要か?という気もするし。たとえば「グリーン・デスティニー」みたいにストイックな雰囲気の方が逆にドキドキしたかもなー。風貌はどこからどう見ても、気のいい台湾のオジサンにしか見えない李安、年取るごとに過激になってきてるんでしょうか。

そういうわけで、やっぱりベッドシーンばかりが取り沙汰されて、実際見てもそればかりが印象に残って、「はて、それで梁朝偉と湯唯は結局?」と思い勝ちなところが残念な映画である。ラスト直前まで2人ともにのっぴきならない雰囲気が感じられないのが物足りない。結末も意外にあっけなく、最後に万感をにじませた王力宏の表情が一番印象に残ったかも。

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「色.戒 (ラスト、コーション)」 オリジナルサウンドトラック 
p1005015048.jpgMr. Brooks (ミスター・ブルックス)」 [米]
監督:ブルース・A・エヴァンス
出演:ケビン・コスナー、ウィリアム・ハート、デミ・ムーア

出張で飛行機乗りました。別に特別ケビン・コスナーが好きなわけじゃないけど、ほかにあんまり見たいものなかったし、サイコサスペンスだっつうのでまずはこれにしてみた。

成功した事業家のケビン、家庭も円満でこれ以上ない幸福な人物・・・に見えて、実は自分の中の別人格に操られ殺人を犯してしまうシリアルキラー、っていう話。なんとなく私は「ファイトクラブ」を思い出したけど、この映画は最初っから別人格(ウィリアム・ハート)が出てきちゃうのである。しかも割と普通に車の後部座席とかに現れちゃうので、何も知らないでみたら最初は別人格だってわからないのでは?さらにケビンは他の人がいても平気で別人格と会話しちゃうので、最初はえぇーいいの!?って思う。まぁ、それはきっとケビンの心の中で行われていることで、他の人には見えない聞こえないっていう設定なんだろうけど、ちょっと安直な気もするなぁ。

しかし、殺人現場を目撃したカメラマンと事件を捜査する女刑事デミ・ムーアが絡みだすと話はかなり面白くなる。証拠写真を撮ったカメラマンがまた、ケビンをゆするんじゃなくて次の殺人に自分を連れて行けと要求するところがかなり現代的に病んでいる(でも、今時そういうヤツいそう!)。実は問題だらけのケビンの娘も登場して、話が進むにつれだんだん予測のつかない展開になってくるのが面白い。全体的に暗い話だし結末もスカッとするものではないので、見終わって気分が良くなる映画が好きな人にはおすすめしないけど、サイコサスペンスとしてはなかなかの出来だと思う。ケビン・コスナーの映画ってここ数年見てないんだけど、そして聞くところによればここ数年の出演作はかなりコケているらしいけど、これは久々のヒットなんじゃないでしょうか。サイコ野郎の役だけど、あえて抑えた演技がなかなか渋いっす。
Leehong 「改變自己」 王力宏(ワン・リーホン) [台湾]

さすがになんとなく失速気味の周董、あきらかにスランプの吉吉に比べてずいぶん安定感のある宏くん。だけども、その優等生的なところが今イチそそられないんだよね。コンサートなんかで見ると、歌うまいし楽器弾けるし背高いし踊れるし・・・って、こんな舞台栄えする人は日本にはいないなぁとは思うのだが。やっぱ欠落美ってヤツに欠けるんですかねぇ。強いて言えば鼻?

宏くんの鼻の話はおいといて、ニューアルバムです。買うかどうかも結構迷ったのだが、最近あんまりコレっていうのがないこともあり入手してみた。結果は…ちょっと保身に走ってる?前にコンサート見たときは、実は本人もっとヒップホップ調のトンガッタ感じの音楽をやりたいのかなと思ってたんだけど、少なくとも「蓋世英雄」の勢いはなくなっちゃって、全体的におとなしい印象だ。「蓋世英雄」はアルバム全体がおもしろかったので、「Kiss Goodbye」なんて超王道バラードが逆に際立って聴こえたりもしたけど、今回はそういう効果もなし。全体的にイージーリスニングではあるけど、この曲が好き!っていうのは私は今のところないなぁ。

アルバム終盤でちょっと引いたのは「華人萬歳」。これジョーク?いやかなりマジっぽい。アンディおじさんのお株を奪う民族礼賛歌。いいけどさぁ・・・あからさま過ぎてついていけないす。
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東アジア居住歴約10年。仕事ができるぐらい話せる言語は4つ。もともと洋楽・洋画・英語派でアメリカに留学しようとしてたはずなんだけど、なぜかこんなことに!?
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