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ごくごく一部の方のご支持にお応えして再開です。アジアもの中心ですが、名前どおりごった煮だす。
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p1005037531.jpg色.戒 (ラスト、コーション)」 [中・米]
監督: 李安(アン・リー)
出演:梁朝偉(トニー・レオン)、湯唯(タン・ウェイ)、王力宏(ワン・リーホン)

今回の出張中、タイミング良いことにちょうどこの映画が香港で公開に。世界に先駆けてのロードショーだそうで、海賊版を警戒して映画館のチェックの厳しいこと。入り口でカメラチェックがあり、携帯電話もそこで電源を切らされる。上映中も係員がウロウロ。映画の最中に携帯が鳴らないのは良いことだけど、さすがに気が散りますわ。この作品、李安が久しぶりに中国語圏で撮った映画だけど、それよりも何よりも、ほぼ満員だった観客の多くは超過激といわれるベッドシーンが目当てだったのでは?なんかヘンなところで大笑いするグループがいたりして、ベネチア映画祭金獅子賞受賞作を観に来たっていう感じじゃなかったなぁ。

とりあえず、2時間半ぐらいあるのかな?相当長い映画だけど、全然退屈はしない。話自体がスリリングだし1940年代の上海と香港の風景やファッション、インテリアなんかも魅力的だ。そんでもって、話題のベッドシーンは確かに相当すごい。ベネチアが騒然となったっていうのもわかる。湯唯も根性座ってると思うけど、梁朝偉すごいよなぁ。何もここまでしなくても、とっくに大スターなのに。ただ、描写が余りにあからさまで写実的なので逆にあんまりエロティックな感じはしなかった。ベネチアで意見が分かれたって言うように、確かにこの映画にこれが必要か?という気もするし。たとえば「グリーン・デスティニー」みたいにストイックな雰囲気の方が逆にドキドキしたかもなー。風貌はどこからどう見ても、気のいい台湾のオジサンにしか見えない李安、年取るごとに過激になってきてるんでしょうか。

そういうわけで、やっぱりベッドシーンばかりが取り沙汰されて、実際見てもそればかりが印象に残って、「はて、それで梁朝偉と湯唯は結局?」と思い勝ちなところが残念な映画である。ラスト直前まで2人ともにのっぴきならない雰囲気が感じられないのが物足りない。結末も意外にあっけなく、最後に万感をにじませた王力宏の表情が一番印象に残ったかも。

p1005035935.jpg







「色.戒 (ラスト、コーション)」 オリジナルサウンドトラック 
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同感です
ベッド・シーンは、それほどでもない印象。
これが騒がれるのが不思議。
トニー・レオンはやはりアジア最高の男優でしょうかね。
処遊楽 URL 2008/02/15(Fri)22:14:03 編集
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