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監督:鄭文堂(チェン・ウェンタン)
主演:鄭宜農(ENNO)、 張睿家(ブライアン・チャン)、林涵(リン・ハン)、ディーン藤岡
台湾人て、学生時代に特別な思い入れを持ってる人が多いんだろうか?日本や韓国にも青春映画はあるけど、特に台湾は全体の制作数に占める割合が高い気がする。香港なんて更に青春映画少ないし。やっぱり受験の熾烈さに反比例するのかなぁ。台湾も結構受験大変だと思うんだけど。
そういうわけでまたまた高校生ひと夏のストーリーものです。
主演のENNOは監督の娘と聞くとちょっと引くが、一風変わったロック娘を自然に演じていて、しかも劇中自演する歌が結構良かったりして、確かにキャスティングとしては正解かも(それとも彼女のためにテーラーメイドした映画なのか?)。台南ののーんびりした風景の中で、まぁありがちといえばありがちなストーリーが淡々と進んでいく。一面緑の田んぼにカラフルな風車の映像が印象的だが、ENNOの歌とこの抒情的な映像がなかったらものすごく退屈な映画になってただろう。「そういや高校時代って、ワケもなく楽しかったなぁ」なんてノスタルジーに浸るには良い映画だが、言ってみれば100分間の長編ミュージックビデオ。春の宵に窓を開け放って冷たいビールでも飲みながら見たら気分良いかも。
ついに失速か!?と噂されたジェイの最新作。
確かにセールス的には前作をかなり下回ってるっぽい。奇をてらったのか新機軸を打ち出そうとしたのか、さすがに「牛仔很忙」が第一弾のオンエアトラックっつうのは大胆すぎたかもなぁ。最初っから買うって決めてるファンじゃなければ、この曲を聴いて気に入ったからCD買ってみようと思う人はなかなかいなさそうである。いや、この曲個人的にはそんなに悪くない(ってか面白い)とは思うのだけど、じゃあこの曲のためにCD買うかっていうとそういう曲じゃないような気がするのだ。それこそダウンロードでいんじゃないって。
この曲のほか、「陽光宅男」もジェイにしては異色作だ。五月天なんかが歌ってても良さそうなポップなロックナンバーだけど、ジェイが確信犯的にアイドルっぽく歌ってて面白い。オタクな男の子を改造しちゃえっていう歌詞もとってもナイス。この2曲を除くと、あとはいつもの中国レトロ風と美メロバラードとジェイ式ラップをフィーチャーしたロック系の曲と、だいたいいつものパターンなわけだけども、そこに今回はちょっとパワーがなかったかなぁという気がする。特にバラード系はかなり以前の曲の焼き直し的な印象が強い。音楽のジャンルとして新しいものを入れていくというよりは、バラードならバラードの中で新しい表現を追求してみた方がいいんじゃないだろうか。
そんな中で、ラストの「最長的電影」は新たな代表曲に加えても良さそうな一曲。美しいメロディも切ない歌詞も初期の名曲「安静」に匹敵するジェイ的王道のバラード。この人って、どこか実体験なんじゃないかと思わせる曲が多い(そしてそういう曲に限って自分で詞を書いている)けど、これもそんな感じ。コンサートで聴いたときはかなりグッときました。
「OK」
張震嶽(チャン・チェンユエ) [台湾]
今週はまだまだがんばるよ!なんでこんなに立て続けにアップしているかというと、数ヶ月来積み上げ続けてほっぽってたCDの山がついに崩落寸前!もういい加減整理しなきゃってことで手をつけたら、良いアルバムなのに書いてないよ~っていうのがいっぱいあったってわけ。書いとかないと、自分でも忘れちゃうからね。
で、嶽ちゃんです。もうジャケットからして大人。内容も、一時期テクノに走ったのは何だったんだ?っていうぐらいアコースティックでぐっと落ち着いた雰囲気だ。曲もアレンジもいたってシンプル。でもこの人の最大の強みはあの妙に甲高い声で、あの声で歌うからこういうシンプルな曲も心にしみる。かつて「愛我別走」を香港の歌手がこぞってコンサートでカバーしてたけど、この曲も他の人が歌っちゃうと全然どうってことないただのフォークバラードになっちゃう。本人はあんまりおセンチなバラードって好きじゃなかったみたい(インタビューで「バラードは売れるために書いてる」って言ってた&かなり前のライブで「愛我別走?オエ~」と辟易した様子だった)で、それで一時期悪ガキ系に走ってたのかと思うんだけど、このアルバムではある種脱皮したというか自分の音楽はこれでいいんだっていう確信みたいなのが感じられる。ブルージーで大人なヒップホップ「OK」と別れを一歩引いて受け止めようとする「就譲這首歌」が私は一番好き。「就譲・・・」はMC HotdogとPatty HouってFeaturingにクレジットされてるんだけど、パティ・ホウってジェイの元カノ?とても滑舌のいいラップなので、一緒に歌ったら北京語の練習になりそうだ。「男児本色」のエンディングテーマも入ってます。
黄大[火韋](デビッド・ホアン) [台湾]
とにかく一言、渋い。大人のロック。なんとはなしにボズ・スキャッグスとか思い出す。
数年前に、香港で当時まだそんなにビッグじゃなかった陶[吉吉](デビッド・タオ)なんかとジョイントコンサートやってて(今思えばすごい面子だった)、その時はもうちょっとやんちゃでギター小僧!って感じだったけど、ものすごく落ち着いたというか枯れたというか。
でもこの人の声大好き。こういう大人っぽい音楽も中華圏には少ないので、なかなか希少価値だ。
曲は、前回の東京ライブと余り変わりはなく、ニューアルバムとコンサートツアーの同名タイトル曲などが加わったって感じ。冒頭とラストに流れる映像は疫病が蔓延する50年後の地球という設定のSF風で、かなり凝ってる。ラストはちょっとクサいんでないの~と私は思ったけど、でもこういうはっきりしたメッセージがあるのはいいことかもね。だいたい代表曲は網羅されてたと思うけど、私の大好きな「孫悟空」をまたやらなかった!残念だ~。でもアンコールでやった「Paradise」は、演奏としては本家Beyondを完全に凌いでた。ボーカルはやっぱポールの渋さにはかなわないけど・・・。
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