ごくごく一部の方のご支持にお応えして再開です。アジアもの中心ですが、名前どおりごった煮だす。
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「オリヲン座からの招待状」 [日本]
監督:三枝健起
出演:宮沢りえ、加瀬亮、原田芳雄、樋口可南子
休暇でハワイ行きました。これは帰りの飛行機の1本目。
始まってすぐ「こりゃー日本版ニューシネマパラダイス?」と思ったけど、そうじゃなかった。「フラガール」(以前香港に行く飛行機の中で見て号泣・・・飛行機の中であんまり感動巨編を見るのも考えものである)みたいにすっごい泣ける映画かとも一瞬思ったけど、これまたそうでもなかった。
古きよき昭和の京都の風情やノスタルジックな映画館とか、人物を追いかけすぎないカメラとか、せりふやナレーションに頼らず映像で見せていく語り口なんか、とっても情感を大切に丁寧に作っているのはわかる。でもあんまり面白くないんだよね。宇崎竜堂(宮沢りえの旦那)が死んじゃった後、りえちゃんと加瀬亮が街の人々にあらぬ噂を立てられて・・・ってところまではまぁまぁなんだけど、その後はしょりすぎ。蛍のエピソード以外なーーーんにもなくて、いきなりラストに原田芳雄の劇的スピーチ聞いてもピンと来ませんわ。だいたいあんな閑古鳥の映画館をあの2人はどうやって何十年も続けられたのか?そこにドラマがあって然るべきと思うのだが、それは全く語られない。ほれー感動しろーって押し付けがましい映画よりは数段良いけど、こんなに余白ばっかなのに「行間読んでください」って言われても、私は読めません。
監督:三枝健起
出演:宮沢りえ、加瀬亮、原田芳雄、樋口可南子
休暇でハワイ行きました。これは帰りの飛行機の1本目。
始まってすぐ「こりゃー日本版ニューシネマパラダイス?」と思ったけど、そうじゃなかった。「フラガール」(以前香港に行く飛行機の中で見て号泣・・・飛行機の中であんまり感動巨編を見るのも考えものである)みたいにすっごい泣ける映画かとも一瞬思ったけど、これまたそうでもなかった。
古きよき昭和の京都の風情やノスタルジックな映画館とか、人物を追いかけすぎないカメラとか、せりふやナレーションに頼らず映像で見せていく語り口なんか、とっても情感を大切に丁寧に作っているのはわかる。でもあんまり面白くないんだよね。宇崎竜堂(宮沢りえの旦那)が死んじゃった後、りえちゃんと加瀬亮が街の人々にあらぬ噂を立てられて・・・ってところまではまぁまぁなんだけど、その後はしょりすぎ。蛍のエピソード以外なーーーんにもなくて、いきなりラストに原田芳雄の劇的スピーチ聞いてもピンと来ませんわ。だいたいあんな閑古鳥の映画館をあの2人はどうやって何十年も続けられたのか?そこにドラマがあって然るべきと思うのだが、それは全く語られない。ほれー感動しろーって押し付けがましい映画よりは数段良いけど、こんなに余白ばっかなのに「行間読んでください」って言われても、私は読めません。
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「鐵三角」 [香港]
監督:徐克(ツイ・ハーク)、林嶺東(リンゴ・ラム)、杜[王其]峰(ジョニー・トー)
主演:任達華(サイモン・ヤム)、古天樂(ルイス・クー)、孫紅雷(スン・ホンレイ)
まったく予測のつかないストーリー展開というか、行き当たりばったりというか。好き嫌い以上に香港映画見慣れてるかどうかで、評価が分かれそうな一作。
香港映画界の巨匠3人がリレー式に監督したという映画なんだけど、確かに序盤・中盤・終盤ってだいぶテンポも違うし雰囲気も変わる。私はお宝が出て話が転がりだす中盤が一番面白かったけど、やっぱり世間的には今一番第一線でやり続けてるトーさんの終盤が評価高いんでしょうか。
でも私はなんだか最後はややドッチラケでした。屋根裏から拳銃が降ってくるところまではすっごく面白くなりそうなのに、警官が登場しちゃってから余り芸がない。あんな田舎道を自転車乗ってパトロールしてるようなオマワリさんなのに、なぜか凄腕だし。せっかくここまで予測不可能な転がる石のような話の展開だったんだから、最後まで既存の登場人物たちがみんなで右往左往した挙句に、結局お宝はめぐりめぐって戻ってくるとか意に反してとんでもないところに行っちゃうとか、そういう結末にしてほしかったなぁ。でもところどころにある小技の笑いは好き。あのまま旺角あたりにいたら絶対なじみ過ぎて気づかないに違いないチンピラ役の古天樂と、こちらも今や板につきすぎの悪徳刑事・林家棟、のそそーとしてるんだけど得体の知れない孫紅雷は○。任さんはまぁいつも通り。林雪のヤク中オヤジはバラエティ級の演技で×。
監督:徐克(ツイ・ハーク)、林嶺東(リンゴ・ラム)、杜[王其]峰(ジョニー・トー)
主演:任達華(サイモン・ヤム)、古天樂(ルイス・クー)、孫紅雷(スン・ホンレイ)
まったく予測のつかないストーリー展開というか、行き当たりばったりというか。好き嫌い以上に香港映画見慣れてるかどうかで、評価が分かれそうな一作。
香港映画界の巨匠3人がリレー式に監督したという映画なんだけど、確かに序盤・中盤・終盤ってだいぶテンポも違うし雰囲気も変わる。私はお宝が出て話が転がりだす中盤が一番面白かったけど、やっぱり世間的には今一番第一線でやり続けてるトーさんの終盤が評価高いんでしょうか。
でも私はなんだか最後はややドッチラケでした。屋根裏から拳銃が降ってくるところまではすっごく面白くなりそうなのに、警官が登場しちゃってから余り芸がない。あんな田舎道を自転車乗ってパトロールしてるようなオマワリさんなのに、なぜか凄腕だし。せっかくここまで予測不可能な転がる石のような話の展開だったんだから、最後まで既存の登場人物たちがみんなで右往左往した挙句に、結局お宝はめぐりめぐって戻ってくるとか意に反してとんでもないところに行っちゃうとか、そういう結末にしてほしかったなぁ。でもところどころにある小技の笑いは好き。あのまま旺角あたりにいたら絶対なじみ過ぎて気づかないに違いないチンピラ役の古天樂と、こちらも今や板につきすぎの悪徳刑事・林家棟、のそそーとしてるんだけど得体の知れない孫紅雷は○。任さんはまぁいつも通り。林雪のヤク中オヤジはバラエティ級の演技で×。
「花美男連続テロ事件」 [韓国]
監督:イ・グォン
出演:スーパージュニア
なんでこんなもん買ったのか自分でもようわからんのだが、最近の韓国映画ってホントに食指の動く作品がなくって、まぁこのヘンでも見とくか一応スーパージュニアだしってことだったんじゃないかと思う。
そんでー、中身だけど別にどうこういいませんよ。これはマンガです。スーパージュニアも個別に見ていくとそんなにイケメンぞろいでもないし。アイドル映画なのにウ○チだらけっていうのもどーなのよ。ただ、ホントは情けない犯罪のトンマな被害者なのに、なぜかそこから人気が出てスターになっちゃうっていう成り行き、そんでもってみんなが自分もスターになれると思ってこぞってウ○チに当たりたがるっていうトホホな展開はなかなか面白い。まぁスーパージュニア・ファン、可愛い男の子フリークが見て楽しめればいいんじゃないでしょうか。
監督:イ・グォン
出演:スーパージュニア
なんでこんなもん買ったのか自分でもようわからんのだが、最近の韓国映画ってホントに食指の動く作品がなくって、まぁこのヘンでも見とくか一応スーパージュニアだしってことだったんじゃないかと思う。
そんでー、中身だけど別にどうこういいませんよ。これはマンガです。スーパージュニアも個別に見ていくとそんなにイケメンぞろいでもないし。アイドル映画なのにウ○チだらけっていうのもどーなのよ。ただ、ホントは情けない犯罪のトンマな被害者なのに、なぜかそこから人気が出てスターになっちゃうっていう成り行き、そんでもってみんなが自分もスターになれると思ってこぞってウ○チに当たりたがるっていうトホホな展開はなかなか面白い。まぁスーパージュニア・ファン、可愛い男の子フリークが見て楽しめればいいんじゃないでしょうか。
「The Wind /The sea/ The rain」 Brown Eyed Soul [韓国]
期待度から言うと、もっともっと早くに入手して早く聴いとくべきだった1枚。だけどなぜかリリースから2ヶ月も経つまでオーダーもしなかったのである。なんでだろ。自分個人的に韓国エンタに対する興味が以前に比べて半減してるってのもあるし、あとは業界的にもあーんまり結局それほど話題になってなかったってのもある気がする。やっぱりなんだかんだいっても東方神起とかジェイとかアルバム出すときにはなんとなく業界ざわざわするけど、そういうのがぜんぜんなくってスルーっと出ちゃったというか。
そんでこのアルバムなんすけど、正直言ってこないだのViva soulとかチョンチョルみたいに「早く聴かなくて損した!」とは全然思わないんだよね。そりゃもちろんどの曲も一定の水準はクリアしてるしすんなり聴けるけど、たとえば家事しながら聞いててもふと手を止めて聴き入ってしまうような曲は一曲もない。それって、Brown Eyed Soulとしてはどうなのよ!?と私は思う。SG Wannabeはそれでいいよ(っていうかうっとうしすぎて家事にも向かないけど)。でもBrown Eyed Soulがただのイージーリスニングになっちゃっていいのか。端的に言えば、ワンフレーズ歌っただけで曲の印象を決めてしまうナオルのボーカルを控えめにしたらこうなったって感じなんだけど、それは結果的にBrown Eyes時代のどこか宗教的なまでにストイックな雰囲気ってのを完全に抹消してしまうことになってて、そしたらこのアルバムもただの"歌の上手な人たちが歌ってる聴きやすくておしゃれなアジアンR&B"にしか聴こえないのだ。私にとってはナオルはもっと神々しい歌を聴かせてくれる稀有なボーカリストだったのにな。それはきっと能力的には今だって十分可能なはずなのに、それを捨ててこういうアルバムを出すってのはどういう意図なんだろう。彼がやりたいことが、私にはわからない。
期待度から言うと、もっともっと早くに入手して早く聴いとくべきだった1枚。だけどなぜかリリースから2ヶ月も経つまでオーダーもしなかったのである。なんでだろ。自分個人的に韓国エンタに対する興味が以前に比べて半減してるってのもあるし、あとは業界的にもあーんまり結局それほど話題になってなかったってのもある気がする。やっぱりなんだかんだいっても東方神起とかジェイとかアルバム出すときにはなんとなく業界ざわざわするけど、そういうのがぜんぜんなくってスルーっと出ちゃったというか。
そんでこのアルバムなんすけど、正直言ってこないだのViva soulとかチョンチョルみたいに「早く聴かなくて損した!」とは全然思わないんだよね。そりゃもちろんどの曲も一定の水準はクリアしてるしすんなり聴けるけど、たとえば家事しながら聞いててもふと手を止めて聴き入ってしまうような曲は一曲もない。それって、Brown Eyed Soulとしてはどうなのよ!?と私は思う。SG Wannabeはそれでいいよ(っていうかうっとうしすぎて家事にも向かないけど)。でもBrown Eyed Soulがただのイージーリスニングになっちゃっていいのか。端的に言えば、ワンフレーズ歌っただけで曲の印象を決めてしまうナオルのボーカルを控えめにしたらこうなったって感じなんだけど、それは結果的にBrown Eyes時代のどこか宗教的なまでにストイックな雰囲気ってのを完全に抹消してしまうことになってて、そしたらこのアルバムもただの"歌の上手な人たちが歌ってる聴きやすくておしゃれなアジアンR&B"にしか聴こえないのだ。私にとってはナオルはもっと神々しい歌を聴かせてくれる稀有なボーカリストだったのにな。それはきっと能力的には今だって十分可能なはずなのに、それを捨ててこういうアルバムを出すってのはどういう意図なんだろう。彼がやりたいことが、私にはわからない。
「我很忙」 周杰倫(ジェイ・チョウ) [台湾]
ついに失速か!?と噂されたジェイの最新作。
確かにセールス的には前作をかなり下回ってるっぽい。奇をてらったのか新機軸を打ち出そうとしたのか、さすがに「牛仔很忙」が第一弾のオンエアトラックっつうのは大胆すぎたかもなぁ。最初っから買うって決めてるファンじゃなければ、この曲を聴いて気に入ったからCD買ってみようと思う人はなかなかいなさそうである。いや、この曲個人的にはそんなに悪くない(ってか面白い)とは思うのだけど、じゃあこの曲のためにCD買うかっていうとそういう曲じゃないような気がするのだ。それこそダウンロードでいんじゃないって。
この曲のほか、「陽光宅男」もジェイにしては異色作だ。五月天なんかが歌ってても良さそうなポップなロックナンバーだけど、ジェイが確信犯的にアイドルっぽく歌ってて面白い。オタクな男の子を改造しちゃえっていう歌詞もとってもナイス。この2曲を除くと、あとはいつもの中国レトロ風と美メロバラードとジェイ式ラップをフィーチャーしたロック系の曲と、だいたいいつものパターンなわけだけども、そこに今回はちょっとパワーがなかったかなぁという気がする。特にバラード系はかなり以前の曲の焼き直し的な印象が強い。音楽のジャンルとして新しいものを入れていくというよりは、バラードならバラードの中で新しい表現を追求してみた方がいいんじゃないだろうか。
そんな中で、ラストの「最長的電影」は新たな代表曲に加えても良さそうな一曲。美しいメロディも切ない歌詞も初期の名曲「安静」に匹敵するジェイ的王道のバラード。この人って、どこか実体験なんじゃないかと思わせる曲が多い(そしてそういう曲に限って自分で詞を書いている)けど、これもそんな感じ。コンサートで聴いたときはかなりグッときました。
ついに失速か!?と噂されたジェイの最新作。
確かにセールス的には前作をかなり下回ってるっぽい。奇をてらったのか新機軸を打ち出そうとしたのか、さすがに「牛仔很忙」が第一弾のオンエアトラックっつうのは大胆すぎたかもなぁ。最初っから買うって決めてるファンじゃなければ、この曲を聴いて気に入ったからCD買ってみようと思う人はなかなかいなさそうである。いや、この曲個人的にはそんなに悪くない(ってか面白い)とは思うのだけど、じゃあこの曲のためにCD買うかっていうとそういう曲じゃないような気がするのだ。それこそダウンロードでいんじゃないって。
この曲のほか、「陽光宅男」もジェイにしては異色作だ。五月天なんかが歌ってても良さそうなポップなロックナンバーだけど、ジェイが確信犯的にアイドルっぽく歌ってて面白い。オタクな男の子を改造しちゃえっていう歌詞もとってもナイス。この2曲を除くと、あとはいつもの中国レトロ風と美メロバラードとジェイ式ラップをフィーチャーしたロック系の曲と、だいたいいつものパターンなわけだけども、そこに今回はちょっとパワーがなかったかなぁという気がする。特にバラード系はかなり以前の曲の焼き直し的な印象が強い。音楽のジャンルとして新しいものを入れていくというよりは、バラードならバラードの中で新しい表現を追求してみた方がいいんじゃないだろうか。
そんな中で、ラストの「最長的電影」は新たな代表曲に加えても良さそうな一曲。美しいメロディも切ない歌詞も初期の名曲「安静」に匹敵するジェイ的王道のバラード。この人って、どこか実体験なんじゃないかと思わせる曲が多い(そしてそういう曲に限って自分で詞を書いている)けど、これもそんな感じ。コンサートで聴いたときはかなりグッときました。
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東アジア居住歴約10年。仕事ができるぐらい話せる言語は4つ。もともと洋楽・洋画・英語派でアメリカに留学しようとしてたはずなんだけど、なぜかこんなことに!?
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